僕がアクリルスタンドを買う時に気にしていること

アクリルスタンドについて思う事がある

アクリルスタンドについて思う事がある

本当に些細なことではあるのですが、個人的にアクリルスタンドを買う時に「このラインを越えていないと買わない」という基準があります。

で、この話を誰かにしたかったのですが、アクリルスタンドを何種類か持ち歩いていて見せながら説明する機会が普通に生きているとまったくないので、自分のチラシの裏ことBlogに書き記す所存です、未来の勇者達よ、これを読んでめんどくさいオタクになれ。

 

モデルは僕の推し達です、アイカツ!シリーズをよろしくお願いします。

1.印刷

アクリルスタンドやアクリルキーホルダーは、アクリル板にUV硬化インクを使用するプリンターで印刷されているのが一般的だと思うのですが、これがメーカーのインクのクセや、プリンターの型番、裏に敷くホワイトの厚さ、もちろん色校正などでかなり仕上がりが変わってきます。

その結果は「色味」「解像感」「粒子感」に集約されていくと思うのですが、下記の画像で具体的に比較していきます。

アクリルスタンドの粒子感比較(最高に尊い)

アクリルスタンドの粒子感比較(最高に尊い

【一番左】Movicのアイカツ5周年キャンペーンの神埼美月アクスタ

高さ:約15cm
価格:1296円(税込)

大きさ、価格、色校正も忠実と三拍子揃ったアクリルスタンド、解像感も高く、推しが空間にくっきりと現れる存在感は現代社会で疲れた我々の心を半ば二次元へと誘ってくれます。

現状見かけるアクリル製品の中ではかなりの高品質でこれほど出来が良い商品も中々ありません、推しが出たら必ずお迎えする品質です、願わくば再販していただきたい。

よく見ると輪郭に主線があるのが存在感を強めてくれています。

 

【真ん中】AIKATSU!STYLE for Ladyの神埼美月アクスタ

高さ:約12.5cm
価格:1404円(税込)

最近AIKATSU!STYLE※1で販売されている物です、印刷の解像感は悪くありませんが色校正が甘く、元のイラストに比べて肌の色が黄みがかっているのが惜しいところです。

「惜しいのに何で買うの?」と言われると悩ましいところなのですが、このアイカツ!スタイル×JINS PC」が販売された時のイラストが個人的にベスト・オブ・神崎美月なのと、そもそもこの美月さんの商品は少ないので買い支えて行かねば次が遠ざかります、いつでもかかって来い。

後で説明しますが、このアクリルスタンドがすごいところはそれだけではありません。

 

※1 アイカツに出てくる女児向けの洋服を販売している衣料品店、2019年8月現在は東京駅キャラクターストリートにあります

 

【右】アイカツ!オフィシャルショップのエルザ・フォルテのアクスタ

高さ:約9.5cm
価格:1296円(税込)

粒子感、解像度、サイズ、どれを取っても低品質でファン泣かせのアクリルスタンドです。

他の2つには輪郭線が存在しているため、アクリルスタンドになった時の存在感がしっかりあるのですが、このシリーズは商品になった時の事をイメージして後加工されていないため、そういった点でも物足りなさを感じます。

裏に引いてある白版のインクも薄めかつ黄みがかっている上に粒子感が強い印刷のため、押しがそこに立像しているという満足感が弱いです、悲しい、でも買っちゃう、推しだから。

 

エルザはおそらく美月さんにも負けないぐらい人気が無いので、ここで買わないと次が遠ざかります、いつでもかかって来い。 

 

2.加工

本当に細かい話しなのですが、アクリルは透明なのでズバっとカットすると、切断面がパッキリと分かれるのですが、極稀に面取り加工されていて、空間に若干馴染むようになっているアクリルスタンドが存在します。

左のアクリルスタンドは面取りされています

左のアクリルスタンドは面取りされています

上記の写真の例では左のアクリルスタンドは切断面が面取りされており、高級なおでんの大根の様になっています。

些細な頃ではありますがこの加工がされていると質感が増すのと光の屈折が柔らかくなり、リッチな印象になります。

ただこの面取り加工、多分レーザーでは出来ないと思うのでNC工作機械あたりを使っているのではないかと予想され、そんな商品が何故この低価格で販売されているのか、アクリル加工のプロではない僕にはさっぱり分かりません、誰か教えてください。(早口

 

3.サイズ

やっぱりサイズ感は大切、等身大ぐらいまでのサイズであれば大きければ大きいほど良い、大は小を兼ねるのがアクリルスタンドです。

アクリルスタンドは千円超えの商品が少なくなく、価格が少し高めに感じる方もいるのではないかと思いますが、アクリルというのは実は結構お高い素材でして、単純に原価が高いというのがその理由です。

もちろんアクリルスタンドというのはUV硬化プリンタで印刷した上で、レーザーカットをする必要があるため、印刷面が増えたり、カットの距離が増えたり複雑な形になったりすると、アクリルを加工する時間が伸び、原材料費のみならず、加工費が上がっていきます。

つまり、サイズ感と価格は相反する関係にある悩ましい存在なのです。

それでもあえて言おう!大きいのが欲しいと!

 

まとめ

色々めんどくさいオタクの様な語りをしてみた訳ですがアクリルの品質とか、種類とか、厚さとかそういう所の話はバッサリカットしてこの感じです。

語っていたらさぞかしめんどくさい事になっていたことでしょうし、カットして正解でした。

皆様のお役に立てば幸いと思って書き始めたものの『なんだか自分が言いたい事を言えてめちゃくちゃすっきりした』ので個人的にはもう報酬は記事公開前からバッチリ貰った気分です。

 

結論、アクリルスタンドについては『結局推しだったら買っちゃうので何でも良い』説があるものの、やっぱりこれらの条件を満たしていると財布の紐の緩み方が違います、メーカーの皆様に「ふぅん、そういう人もいるんだ、めんどくさ」と思っていただけると全然幸いではないですが、こういうオタクもいるんだなぁと受け取っていただけると嬉しく思います。

特にアイカツ!のご担当者様、今後も良い商品を何卒よろしくお願いいたします、年貢はお納めしますので。

 

今も11月に発送のアイカツのアクリルスタンドを1万5千円分予約しているので、到着するのが今から楽しみです。