PREMIUM BIKE IMPRESSION 2019春で試乗してきた各バイクの印象まとめ
2019年5月6日に東京の神宮外苑で行われたPREMIUM BIKE IMPRESSION 2019春に参加してきました。
ざっくり説明させていただくと、一般道の一部を交通規制した周回コースで色々なロードバイクの試乗が出来るイベントです。試乗コースは一周1.3kmのフラット、東京近郊の試乗イベントとしてはかなりしっかり走れるイベントと言って良いのではないでしょうか。
この記事では僕が試乗した自転車のインプレッション、印象についてメモ程度にまとめていきたいと思います。
素人の感想ではありますが、ご笑覧いただければ幸いです。
Trek Domane SLR 6 Disc Women's
漕ぎ出しが軽く、路面の情報の嫌な部分だけを消してくれるような乗り心地、疲れやすい悪路を気持ちよく走れる理想的なエンデュランスバイクの形だと思います。
上りも気持ち良いと聞きますが今回は試せず、今回は新型Roubaixの試乗が出来なかったため、比較出来ないのが残念です。
Trek Émonda SLR 6 Disc
多分6 Discだと思うのですが、違ったらごめんなさい。
Trekの登りが得意なオールラウンダーモデルですね、このバイクは乗った瞬間の加速の軽さが桁違いです、ゼロ発進でこんなに進むバイクが存在するのかと純粋に驚きました。
僕の足では速度が上がってきた時にちょっと苦しい印象がありましたが、この日に乗り比べた他のバイクと比べるとリムハイトが低かった事が影響していそう。
おそらく登りが凄まじい事になっていると思うので、いつか試してみたいところです。
FOCUS IZALCO MAX DISC 8
エアロロードですね、中速度域からの加速感が気持ち良いです、オールラウンド感がありながらも加速が得意という長所がある所に個性を感じました。
登りの印象が気になる所ですが、いい感じにパワーを伝達してくれるのではないかと思っています。
今回の試乗で気づきましたがエアロロードは30km/hを越えてからの減速感が少ない印象を受けました、段々伸びない感じにはなるんですが、その伸びなくなる幅が優れているバイクほど少ないんですね。
COLNAGO C64
とてもしっとりとした乗り心地、路面の情報も必要な分だけ伝えてくれます、反応も、出だしの軽さも、加速感も、ハンドリングもすべてが高レベルにまとまっていながらも決して無個性ではなく、乗っている満足感を与えてくれる一台。
ブレーキ時も乗り手の腕以上に上手に減速をしてくれた印象がありました。
SPECIALIZED Women's S-Works Tarmac Disc
50mmハイトと強気なホイールが付いていたため漕ぎ出しが軽い印象もありませんでしたが、驚くべきことにもたつく印象もなし、35mmハイトぐらいだとかなり気持ち良い漕ぎ出しになるのではないでしょうか。
加速してからのハンドリングの不安の無さがよく、操作している感覚があまりないのに気持ちよく乗れていて良い意味で存在感の無さが良かったです。
本来はヒルクライムバイクとしての用途が主とも聞きますのでいずれは登りを試してみたいです。
SPECIALIZED S-Works Venge
噂の世界最強エアロロードバイク、とは言えその違いが分かるのは競技レベルの人だけなのでは……?という疑問と向き合うべくお借りしてみました。
結論は……素人が乗っても最強の加速性能は最強なので最強。
出だしの加速こそリムハイトが低いホイールを付けていたÉmonda SLR 6 Discに譲りますが、どれだけ加速しても減速感が無く、踏んだら踏んだだけ加速し続ける、足の限界までキッチリ加速してくれるそんな初めての感覚をくれるバイクでした。
何がすごいってVengeはこれでオールラウンドバイク(スタッフさん談)なんですよね、登りは試していないのでなんとも言えませんが、とにかく加速性能が余りに突出していてわかりやすく衝撃がありました。
S-WorksとVenge Proのフレームは同じそうですが、競技レベルになると、S-Worksのトータルパッケージの完成度がおすすめとの事、ハンドルからも凄まじいエアロ効果を感じましたし、とてもわかる……
正直早すぎていつもより+5km/hぐらい出ている印象でしたが実際の所はわかりませんw
GOKISO(モデル名不明)
ロードバイク好きであれば一度は名前は聴いたことがあると思われるGOKISOのハブ、試乗車があったのでお借りしてみました。
GOKISOの特徴については公式の説明をご確認ください。
摩擦係数が低いのか、ハブが歪まないのか、とにかく圧倒的に回るのがGOKISOのホイール、このハブを積んだホイールもとんでもないモンスターです、フレームの形状からするとエアロの効果が最強という訳ではないと予想しますが、こちらも踏めば踏むほど加速し続けていきます。
これをVengeにつけてしまったら一体どうなってしまうのか……もうまったく予想出来ません。
BROMPTON S2L
最後に1つ小径車を、言わずとしれたBROMPTON S2Lですね。
僕はBD-1のOEMモデルPacific-18を持っているので気になりつつもお迎え出来ていないバイクの1つなのですが、実際に乗ってみると走りが軽快で25km/hぐらいまでなら無理なく走れてしまう印象でした。
出だしにハンドルが左右に取られる感覚があるのだけが気になりましたが、折りたたみスピードの速さなどを考えるとやはり最高の折りたたみ自転車と言ってもいいのかもしれません。
終わりに
本当に自分の印象を書き残しただけではありますが、どのブランドもお世辞ではなく素晴らしいバイクばかりで今後思い出しては全部欲しくなるのだろうと少し怖くなっていますw
願わくば気になっているバイクがある方が試乗をしに行かれるきっかけになれば嬉しく思います。